60年間、経営者をした人の言葉

こんばんは。
人づくりアーティストの
五十嵐です。

今月1日は、
当社の創立記念日。

おかげさまで15年目を
迎えることが出来ました。

そして、その節目に、
私が社会人1年目の勤務地であった池袋に、
オフィスを移転しました。

気分一新しつつも、
これまで同様、
人づくりの仕事を楽しんで参ります!

さて、本題です。

今回は、

「60年間、経営者をした人の言葉」

というテーマでお届けします。

当社創立記念日の8月1日、
日曜日。

お世話になった
叔父さんが90歳で、
人生の幕を閉じました…。

25歳で脱サラ、起業し、
85歳まで現役社長を務めた叔父さんは、

私にとって、

ビジネスはもちろん、
人生においても影響を与えて下さった
大きな存在でした。

たとえば、
過去にこんな思い出があります。

私が大学2年生、
某通信会社で歩合制の
飛び込み営業のアルバイトをしていた時、

港区にある叔父さんの会社に、
同期のアルバイトと二人で、
アポイントも取らず訪問。

以前、
「近くに来たら、遊びに来なさい」

と言われていたことを受付で伝えて
社長室へ通してもらい、

挨拶も早々に済ませ、
開口一番、

「叔父さん、今日は、
 ●●の通信回線の営業で来ました。」

「御社にメリットしかないので、契約して下さい。」

「そして、その契約は、ぼくとではなく、
 隣の彼として下さい。」

とまあ、

運良く、
すでにノルマ達成していた自分のことはさておき、
仲のいい同期をなんとかしたい。

そんな思いから、
メチャクチャな営業?
をしてしまいました。

すると、

叔父さんは、
すぐ総務の担当者を呼んで、
契約をしてくれました。

中小のオーナー企業だからこその
意思決定スピードですよね。(笑)

それはさておき、

翌年、親戚一同が集まる
新年会の場で、
叔父さんにお会いした時、

「康雄くん、仕事は自分だけが良くて、
 誰かが悲しむようなことは
 してはいけないんだ。」

「自分が調子が良い時は、あえて欲張らず、
 周りの人がプラスになるようにすることが
 大事なんだ。」

「以前、君がアルバイトの営業で来た時のような気持ちを、
社会人になってからも忘れず、大切にするんだ。」

「そうすれば、君の仕事は、きっとうまくいく。」

そう話して下さいました。

また、

私がいまの会社を立ち上げた後に
お会いした時は、

自分の会社が資金繰りに
厳しくなった時のことを事例にしながら、

「仕事や人生に、
 行き詰まるなんてことはないんだ。」

「行き詰るのは、
 その会社、その人が行き詰るだけなんだよ。」

「行き詰ったと感じたら、
 自分が行き詰っただけだと思いなさい。」

「そうすれば、必ず道は開けるものだ。」

このように、
お会いする度に、

いつも何か大切なことを
教えて下さった叔父さんが、

いみじくも、
私の誕生日に旅立たれ、

私が創業した会社の
創立記念日に葬儀が行われたこと。

何か特別な縁を感じ、

決して、
一生忘れてはならない存在として
刻み込まれました。

いくら時代が変わっても、

仕事の本質、
人生において大切なことは、
そんなに大きく変わらないのではないか。

だとしたら、

叔父さんが私に教えてくれたように、
人生の先輩から学ぶこと。

そして、

先輩は、人生の後輩に、
大切なことを継承していくことができるように、
生きること。

それが大切なのではないかと。

叔父さんとのお別れの一言は、

「貴重な教えの数々、ありがとうございます。」
「しっかり胸に刻み、人生に磨きをかけていきます!」

う~ん、もうちょっと、
気が利いた言葉を言えたら良かったかなと…。

まだまだ勉強ですね!

では、心安らぐ3連休を!

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